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東海エリアのカネスエがニュージーランド産牧草飼育牛肉を定番販売!

2007年04月01日(日)

穀物飼育牛肉からニュージーランド産牧草飼育牛肉に切り替えた理由

精肉に関しては、消費者の安全志向や和牛志向が強いこのエリアの特性に対応して、従来はオーストラリア産の穀物肥育牛肉(肥育期間300日)を提供してきたという。

その後、100日肥育牛肉を扱うことになり、今回のニュージーランド産牧草飼育牛肉に全面的に切り 替えることになる。 そこで、ニュージーランド産牧草飼育牛肉を採用していただく経緯についてお尋ねすることにした。 第一にあげられたのが、「牛肉に限らず、輸入食材の生産国がどこであるかは大きな事件が起きたときにクローズアップされます。それなら事件が起きる要素を排除することで消費者の方の不安を軽減することもできるわけです。

他の輸入牛肉と飼育環境に大きな差があるということは、何よりの訴求ポイントだと思いました」。 つまり、ニュージーランドの美しい自然環境での放牧による牧草だけで飼育されたことが、ニュージーランドビーフの安全性が最大の要素であったようだ。事実、約8割のお客さまが産地国を確認されて購入するからだ。

次に、「もとより当社では、鮮魚・精肉・野菜の生鮮三品に対して、安全・安心でおいしいものをお値打ち価格で提供するというこだわりがありました。しかし近年では、安全・安心は 当たり前のことと消費者の方々も考えておいでなので、更なる付加価値として健康的なものを訴求しようと考えました」と述べれらている。

消費者の健康志向に考慮して、放牧・牧草飼育されたニュージーランドビーフのヘルシーさや栄養素の高さが、和牛に並んで、定番販売を決定した理由であったようだ。 また、十分なテストマーケティングを行なわずに、いきなり全店舗で豪州産肥育牛肉からニュージーランド産牧草飼育牛肉に変更した理由をお聞きすると、「私個人としては沖縄サンエー様に視察に行った折に、ニュージーランド産牧草飼育牛のサーロインステーキを レストランで試食し、『グラスフェッドの牛肉はここまできたのか』と、これまで抱いていたイメージが覆された」ことも、率直にお聞きすることができた。

沖縄のサンエーでの成功は、確かに沖縄がもともと米国による戦後統治であったことから、消費者が牧草飼育牛肉に慣れていることがあげられる。つまり、消費者が赤身牛肉を本来のものと認めている下地があった。 そこで、和牛文化圏でもある東海エリアでの市場動向やニュージーランド産牧草飼育牛肉の売れ行きについてもお聞きした。

「以前と同じ価格でご提供していますが、牛肉全体の販売については大きな変動もなく、順調に推移しています。また、当社がこだわる良いものをお値打ちの価格で提供することが可能で、特売などもおこなっています」。「沖縄の市場とは違いはあるものの、東海地方においても消費者の安全志向や健康志向の流れが赤身牛肉を支持するようになるのではと考えられます」。

さすがにサンエーや外食産業とは異なり、大幅売り上げ増とはならなかったようであるが、確かな手応えも感じているようである。 今後の課題としては、「ニュージーランドビーフが、放牧によって牧草だけで育てられたことから、抗生物質残留ゼロや成長ホルモン未投与をお客さまが、立ち止まって理解していただくようにしたいですね」と、ニュージーランドビーフの特性をお客さまが理解していただくことの重要性についても述べられた。